二次創作

二次創作(ある、ますきゃっとの書類)の文章を書いたので、あらすじと簡単な説明をします。

概要

シリーズ名を「ますきゃっと関係書類」としています。
https://www.pixiv.net/novel/series/1172605
最新の目次は上記URLです。マスタとなります。
ここは更新が遅れたり、されなかったりします。
シリーズ名はシリーズ名でしかないので、なにか「ますきゃっとの付加情報」について書いているわけではないです。なので「ある、ますきゃっとの書類」という方が正しいかもしれません。

オムニバス形式で、同じ世界観で起こる物語をまとめています。一話完結を基本としていますが、前半のそれぞれの話はゆるく繋がりがあります。
後半につれてそれぞれの話が密接に結びついていきます。

のらきゃっと について
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UC3iwL9Yz8LcKkJsnLPevOTQ/about
Twitter: https://twitter.com/VR_Girl_NoraCat

ますきゃっと について
Pixiv booth: https://booth.pm/ja/items/1216498

あらすじ

ますきゃっと戦闘調書 2b19-08-001

月面でのごく小規模な戦闘で生き残ったますきゃっとは、他の生存個体確認のために周囲を捜索します。しかし本人も故障個所が多く、仲間を見つけたタイミングで気を失ってしまいます。

登場:量産型のらきゃっとx2

アンドロイド相互メンテ百合( https://min.togetter.com/jE54Lgr )をみて衝動で書いた作品です。

ますきゃっと工兵日報 2b19-009-002

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11615743
のらきゃっと世界観の中で、キーになりそうな技術を考察しました。
・量産型のらきゃっと
・地球と月の往還施設
・月面利用のきっかけと現状
これを現役技術者である工兵ますきゃっとが解説します。

登場:量産型のらきゃっとx1(初登場)

基本的な技術は殆どどこかのSFで描かれています。なので、そういった基本要素を「私ののらきゃっと世界」に合わせて再構築した感じです。オリジナルのvTuberのらきゃっととも違う形になります。

ますきゃっと工兵調書 2b19-009-003


R-18Gの描写があります。
戦闘でボロボロになったますきゃっと。ヒトでいう精神疾患にあたる「心理障害」を発症して、アンドロイド用のサナトリウムへ運ばれます。
語り手は担当になった(ヒトでいう精神科医の)工兵ますきゃっとで、ヒトで言うPTSD(外傷後ストレス障害)から救うべく寄り添う物語です。

登場:量産型のらきゃっとx2(初登場。のちに戦闘側を「ライエ」、工兵側を「サナ」を呼ぶようになりました。)

ますきゃっと工兵日報 2b19-009-004


時として諍いを終わらせるキーは、あっさりと見つかることがあります。それを実行するのは苦難ですが。この戦いを終わらせるキーは、「砲の解析」だったというお話です。

登場:量産型のらきゃっとx1
   ALSを患ったヒトx1

この話は、実在する組織NIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構)と株式会社オリィ研究所の成果物を基にしています。また、ヒトは実在していた株式会社オリィ研究所のメンバーをモチーフにしました。
特記として、この二つの組織は軍事研究はしていません。我々の世界で、よりよい未来を実現する2つの組織です。

ある、ますきゃっとの話 2b19-009-005


R-18Gです。
ヒト社会においても、いじめやネグレクト、ハラスメント、差別などが明確に存在すると考えています。では、「ヒトに近いがヒトではない」ますきゃっとがそういう対象になったとき、結果はどうなるのか。
そこからはじまる物語です。

登場:量産型のらきゃっとx1
   私(作者代理)x1

物語の発端は、のらきゃっとの社会的な立場を紹介しようとしたことです。戦闘を前提にしているのに美少女の風貌している。となると、いろいろと社会とのかかわりが見えてくると思い冒頭を書きました。
あとは、「たまたま弱くなってしまったモノとのかかわり方」を考えたいという、個人的な感覚に寄ります。

ますきゃっと工兵日報 2b19-010-006


ヒトが物理的にいきつく先は墓地となることが多いです。アンドロイドにもそういう場所があったらという話です。
-003の2名、サナとライエが墓参りをしつつ、感情をやりとりする話になります。

登場:量産型のらきゃっとx2(ライエ、サナ)

心のよりどころを探しているヒトは多いと思います。僕もまた、そのひとりです。

ますきゃっと戦闘日報 2b19-010-007


閑職な試験分隊が、とある理由により前線へ輸送機を飛ばす話です。

登場:量産型のらきゃっとx4(ウィー、アル、ライエ、サナ)
   B1ドロイドx1

エアショーなど、航空機のアクロバティックな機動や3次元の戦闘にあこがれる人は多いので、がっつり書いてみました。

ますきゃっと工兵日報 2b19-011-008

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11995731

閑職な試験分隊が、新型強襲揚陸艦の試験に立ち会う話です。舞台は太平洋沖で、日本を出港してオーストラリアへ向かう道中の話です。

登場:量産型のらきゃっとx4(ウィー、アル、ライエ、サナ)
   B1ドロイドx1

動画で見ていた米軍のアメリカ級強襲揚陸艦がかっこよかったので、主題にしました。副題としては、心理障害を負ってしまったますきゃっとへ、作者から言葉を贈りたかったのです。

ますきゃっと工兵日報 2b20-003-009

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12490610

無人島で月との通信設備を保守管理しているますきゃっとが、未確認のアンドロイドと遭遇して孤独を分かち合う話です。

登場:量産型のらきゃっとx1
   北米型アンドロイドx1
   のらびっとx1

孤独や寂しさと言うのは、人を狂わせる力があります。現代社会で寂しさを感じやすくなった人へ、何か書きたいというのが主題です。副題は書いた当初に周りで話題になっていた飛行型アンドロイドや、スチームパンクのような機械、フォロワーさんのウサギ耳を持つアンドロイドなどを書きました。

説明

シリーズを通して

日常会話の中で各話を指定したい場合は、「-001」とか「-003b」とか、タイトルの末尾を指定するのが良いと思います。これは今のところ、重複させる予定はありません。
これらはvTuber(ぶいちゅーばー:バーチャルユーチューバー)のらきゃっと の世界観を色濃く反映していますが、かなり現実に寄せていると思っています。なので、本家のらきゃっととの整合性はあまりありません。
ちなみに、このシリーズにのらきゃっとが直接登場する予定はありません。
のらきゃっとをプロデュースしているノラネコPの言動から、「現実世界のパラレル」として「のらきゃっとの世界」があると思っています。このシリーズは「のらきゃっとの世界のパラレル」という、2次の存在(現実からは3次)になります。
「ますきゃっと」というのは、「のらきゃっと」を試作・オリジナル品として、量産・2次創作という立ち位置のためのキャラクターです。

のらきゃっと、ますきゃっと

厳密にはvTuber「のらきゃっと」を追っていただくとして。
のらきゃっとシリーズとして生産された先行・試作機を「のらきゃっと」
量産体制で作られたものを「ますきゃっと」と呼んでいます。
艦でいえば、同級・同型の1番艦というのは試験要素を含んだりします。2番艦以降はそういったものは少なめです。
また、この世界では、アンドロイドやロボットの立場を、現実世界でのイヌを参考にしています。
例)家族としてふるまうこともできるが、社会ルール上はモノとして扱われる。
また管理制度的には自動車の様な登録制などを参考にしています。
例)軍用と民間用があるが、細かい仕様は分けられている。また地域や役割特性に応じたチューニングも公式にできる。ディーラーや合法な改造業者もいるし、違法な組織もある。国際条約で守られているものもある。

ヒト、ロボット、アンドロイド

実は作品内で違いはあまりないのです。便宜上、「ヒト」というのは生物学分類の上でのヒト科、ということにしています。なので「人類」でも「人間」でもなく、生物学的に「ヒト」としています。
ロボットは、機能を追求した装置一般の名称として使っています。ドロイドもほぼ似たような意味合いです。
アンドロイドは、より人間や生物に近い質感を持ったものという意味合いが強いです。
つまり、作品内で性能による分類はないのです。日常生活はどれでもできますし、思考も大差なく行うことができます。一番大きな差は「強いて言うなら外見」ですが、ヒトの体に機械を埋め込むことは容易でしょうし、ヒトより生々しい質感のロボットもいるでしょう。
あくまでこれは主観であって、私達の世界でものらきゃっとの世界でも、定義について議論があることだと思います。

インナーデータとアウターデータ

シリーズ独自の用語です。日常生活で、「意識」と「無意識」という言葉を使うことがあります。インナーデータとアウターデータはそのアンドロイド/ロボット版ともいえる用語です。例えば各センサー(ヒトでいう感覚器官)やアクチュエーター(ヒトでいう筋肉)の製造誤差の補正をしたり、過去の経験を圧縮したデータは、ますきゃっと本人たちが意識することはほとんどありません。これを内向きのデータと呼ぶことにしました。それとは別に、ことば使いであるとか、作戦遂行などは本人の意識ですることです。これを外向きのデータと呼ぶことにしました。
両方のデータは相互に作用しているので、どちらかのデータを意図的に弄った場合、もう片方のデータにエラーが発生することが予想されます。シリーズ内の治療シーンで、ますきゃっとに薬やプログラムを使うことが少ないのは、そのやり方ではインナーデータとアウターデータを同時に修復するのを難しいとしているからです。

登場する科学技術

基本的には現実世界のIFとすることが多いです。
登場する科学技術は、現実世界でも基礎研究が終了していたり、特定分野で実用されていたりするものが多いです。
それを、発想や資金や環境条件により今はできない分野で「できたら」というところから世界観を発展させています。なので、もしわからない単語があったら調べてみると、現実での使われかたがわかると思います。
一つだけ例外があり、「人格をもったモノ」つまり、のらきゃっとをはじめとするアンドロイド、ロボットは現在存在していません。これは完全に架空の存在です。

登場人物

フィリル(Phirylu):作者代理のますきゃっと
なにかと耳にする(のらきゃっと氏の花だったり、聞いている配信者のねむみ・ねもふぃら氏だったり)ネモフィラ(Nemophila)と、関係するベリル(緑柱石:Beryl)を混ぜてフィリル(Phirylu)。最後のuは検索で他の単語と被るのを避けるのと、発音を表すこと、「余計な存在でもある」という意味を込めて。また、この項目を加筆した2023/1/6現在は「Phirylu」の文字はGoogle検索で出てこないのもポイントです。

世界観

最近(書き始めた2019年付近)のライトノベルのアンチテーゼ的にですが、
  • 無能はいない。狂ってしまった人はいる
  • 民間人など、無関係な存在は全力で護る。これに立場は関係ない。(護れないことも多い)
  • ますきゃっとの感情はヒト並み。
です。これは書く私の安心を担保するためでもあります。また、科学技術の観点から「vTuberのらきゃっと」関連で出てくるパイクリート弾や超大型質量兵器、一部設定(戦闘時のトルクなど)は反映していません。描きにくくなってしまいますし、バランスがとりづらくなってしまうためです。

参考にしているもの

最も参考にしているのは歴史上の戦争や現在の科学技術、現実の経験や伝聞です。
主な作品としては
  • 紅の豚 映画と漫画。宮崎駿。悲しい過去がありつつ、今を淡々と、時に気楽にふるまっているスタンスはここからです。他の宮崎作品(雑想ノート、泥まみれの虎、風立ちぬ)も多分に影響を受けています。
  • スター・ウォーズ 映画と小説、漫画。ジョージ・ルーカス他。技術の使い方はここからです。
  • 海底2万マイル 映画と小説。ジュール・ベルヌ他。SFを描こうと思った根本は、東京ディズニーシーのノーチラス号とミステリアスアイランドへ行ったことだと思います。
  • 戦闘妖精雪風 小説とアニメ(アニメを見たことはない)。神林長平。戦闘シーンなどの口調や、単語の出し方を参考にしています。
  • 南極点のピアピア動画 小説。野尻抱介。考え方や描き方全般を参考にしています。
  • Vivy -Fluorite Eye’s Song- アニメ、漫画など。長月達平、梅原英司など。アンドロイドの細かい表現や世界観など、全般を参考にしています。

ページ履歴:
2019/10/25 公開、修正
2019/11/25 -008、インナーデータとアウターデータ の項目を追加
2020/03/21 -009 を追加
2023/01/06 作者代理のフィリルの説明を追加 概要部分を修正加筆
2023/01/14 参考にしているものにVivy -Fluorite Eye’s Song-を追加

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